気分爽快!

 眼を覚ます原稿読みたし春の風
 WBC、侍ジャパンがやってくれました。
 ちょうど銀行さんが二人いらっしゃっていたのですが、もうそれどころではありません!(銀行さん、ごめんなさい)
 あの場面でのイチローのセンター前ヒットは、往年の長嶋茂雄を髣髴とさせるものがありました。
 ヒーローというのは、記録だけではないのですね。みんなの願いを託された人間が、ここぞという時に、その役割を十全に果たす、それでなければ時代のヒーローにはなれません。
 イチローは、きのうで歴史に残るヒーローになったのではないでしょうか。
試合後のインタビューで、「ぼくは(なにか)持っていますね」と興奮しながらコメントしていましたが、自分で自分に驚いていたのかもしれません。
 インタビューといえば、原辰徳監督の「うまい監督さんならもう少したくさん点を取れたでしょう。それでも辛抱しながらやった。とにかく我々の目的は勝つということで、声援をいただきました。プレッシャーにつぶされそうになったけれども、全員ではねのけて喜びを分かち合えるということは、日本のためにも良かったと思います」には泣けた。
 WBC監督就任にあたってもいろいろあったけれど、なんとか自分の役割を果たしたという安堵と喜びに満ちていました。
「うまい監督さんならもう少したくさん点を取れたでしょう」言えないよねえ、なかなか。
 春風を紫に染め毒を吐く

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