台風来ヘクトパスカル重たかり
りなちゃんのパパが車を出してくださり、秦野市文化会館へ。久しぶりに和太鼓集団鼓童の舞台を堪能してきました。
もう5、6度見ていますが、何度見ても泣けてきます。世界に通用する数少ない舞台だと思います。
太鼓の音の豊かさも然ることながら、演出がすばらしい。1年の3分の1を海外公演、3分の1を国内公演、3分の1を地元佐渡で過ごすということですから、仕込みを十分にしているんでしょうね。禁欲的で求道的な感じすら受けます。
日本で、あれだけ仕込みをしっかりするというのは大変なことでしょう。有名な役者を多くそろえ、きらびやかに魅せる舞台は腐るほどありますが、ほんとうにこころの底から感動して、よし、もう少しがんばって生きてみようと思えるような舞台は、そうそう多くありません。
わたしの斜め前で見ていた白髪の女性は、直径1メートルを越すと思われる超特大の太鼓に振り下ろす杵のような太いバチに合わせ、両手を空に振り下ろしていました。りなちゃんも、眼をカッとみひらき、舞台を食い入るように見ていました。
舞台とはなにかを考えさせられる、すばらしい公演でした。出場した全員並んでの「ありがとうございました」の気持ちよかったこと。
ありがとうございました。