無差別テロ

 天高し釣り合い取れぬ我が身かな
 三笠フーズが毒米をただ同然で仕入れ、各メーカーに食料米と偽って売っていたことがバレた事件は、前代未聞の無差別テロの様相を呈してきた。
 アサヒビールが65万本の焼酎を自主回収することが報じられたと思ったら、病院や高齢者福祉施設の給食にも毒米が混入した可能性があるというではないか。これからさらに問題が明らかになってくるとは思うが、不思議なのは、事件の追及もさることながら、今すぐにでもやらなければいけないことに、なぜ着手しないかだ。三笠フーズのあのガイキチ殺人社長も農水省も今すぐやるべきは、毒米をどこに売却したかを公表することだろう。本当に反省しているのなら、まず、それをやるべきだ。あの社長、しまったと思っているだけで、まったく反省なんかしていない。ツラを見れば分かる。目を絞って、苦渋に満ちたフリをしているだけだ。
 これは想像だが、おそらく、他の企業に迷惑をかけるだとか、選挙に影響するだとか、国民がパニックになるのを避けるためなんてことを持ち出すのだろう。毒米を買った企業、それを使った製品名を即刻公表すべきだ。あいつらに期待するのが無理なら、内部告発でもなんでもいい、知っている者がいたら公表しろ!

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