朝から

 梅雨の下たのしきことのみ探しをり
 梅雨だというのに、今日は朝から快晴です。温度計を見たら25度。
 窓辺でこれを打っているのですが、日の当たるほうの腕がぽかぽかを通り越してひりひりに向かうようです。
 小津安二郎監督の「東京物語」を思い出しました。
 小津監督は、いわゆる戦争映画を撮らなかったそうですが、「東京物語」を二度目に見たとき、日々の生活こそが闘いなのだと知らされた気がしました。
 今日も暑うなるぞー。

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休日

 ショッピング足裏蹄鉄梅雨の入り
 おいらのパジャマが破けたので、横浜のダイエーでパジャマ替わりの甚平を買い、東急ハンズでゴミ箱を買い、セゾンカードをほとんど使わないのに持っているのはいかにも無駄と思い、そごうに行って解約手続きしようとしたら、係のスラリと小股の切れあがった女性が言うことには、年会費もかかりませんし、お持ちいただいらいかがですかと言われ、あ、そ、年会費かからないの、あ、そ、なら、持ってますとあっさり方針を変え、さてタカシマヤカードはどうだったかなと思い巡らしてみたものの、とんと記憶がなく、その足で高島屋6階に行き、受付のねーさんに、タカシマヤカードは年会費無料ですかと尋ねるも、いえ、2100円ですとあっさり言われ、あ、そ、それなら解約しますと告げるや、身分を証明するものをお持ちですかと言うから、ほ〜らおいでなすった、そうくるかと思ってちゃんと自動車免許証を持ってきたのさ、はい、これ。少々お待ちください、と言い残し、受付嬢向こうへ去った。待つこと3分、くだんの受付嬢やってきて、あいにくですが、年会費の引き落としが6月10日でございまして、いま解約されても、10日の引き落としをキャンセルすることはできません。なので、もうしばらくお持ちいただいてご利用いただき、ご解約は来年になってからでもよくはないでしょうか、などとややっこしいことを言われ、そうか、それなら仕方ないかと諦め、受付嬢にお手数をおかけいたしましたと挨拶すると、またのご利用をお待ちしておりますと言われたので、おめえ、おいらのことおちょくってんのかとも思ったが、こちとら大人なので、そこはグッと堪え、あばよ!
 …てなことで、せっかくの日曜日だというのに、相当疲れた。

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横浜気功教室

 花火まで間をつぶす靴磨き
 朱剛先生の気功教室ですが、数えてみたら、きのうは24名の参加がありました。
 机をそのままにしてはとても動きがとれないので、始まる前に長机を脇に寄せ、なるべく空間を広くつかうようにします。
 老若男女とりまぜてのくねくねとした動きは、端から見たら、ちょっと異様な光景かもしれません。
 梅雨入りらしく、教室も始まる前はどんよりと空気が滞っているようでしたが、1時間45分のレッスンが終わってみれば、スッキリさわやか、なんとも言えない気持ちよさです。

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観光の本2本

 梅雨入りの前の晴れ間を珍重す
 午前中、観光最大手の企業の方がみえられ、打ち合わせ。
 いわゆる観光本がつぎつぎ刊行(ダジャレみたいですが)される中、企業が観光街づくりに深くコミットしている、コミットしていく事例と展望を描く未来構想をまとめる本になりそう。
 もう一つは、明治末年、日本初の96日間世界一周旅行に参加した人々のトリビア満載、抱腹絶倒の旅の記録。
 モーニング姿で正装した男性が、アメリカの有名な公園で、辺りを見回してもトイレが見つからず、どうにも我慢し切れなくなって立ちションベンをしたところ、警察官に見つかり、厳重注意されたが、袖の下を渡したら、警察官の態度がころっと変わり、向こうに見えるは何、こちらに見えるは何と説明し始めたとか。
 行く先々で新聞のニュース(テレビのない時代です)に取り上げられた、珍道中の記録です。

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ネヴィル・ブラザーズ

 新緑の風やにぎわう靴磨き
 このごろ、サム・クックとかドニー・ハサウェイとかオーティス・レディングとか、少し古めの歌ばかり聴いています。どの人も歌が上手いんですね。
 うまい譬えが見つかりませんが、なにかこう、こごえたこころを解凍してくれるような歌、声、とでも言ったらいいでしょうか。
 刺激的な音や音楽も悪くありませんが、こころをときほぐし、あたたかくしてくれる歌や声に感動します。エアロン・ネヴィルの声、ふわ〜となります。いいですねぇ。

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やみりがみ

 梅雨空に何の万歳クルクマ草
 家路をあるきながら、ふと、秋田のことばで「やみりがみ」というのがあるなと思った。
 たとえば、金づちで板に釘を打っていて、間違えて、自分の指を打ってしまって、アイタタタ〜ッ、となったときなどに、思わず「やみりがみ!!」と言う。
 電話で父に確認したところ、相手に言うよりも、失敗したとき、自分をののしって言う場合が多いとのこと。やみりがみ。ネットで調べても出てこない。病(やまい)の神が訛って、やみりがみ、だろうか。
 わたしの田舎では、やみりがみと言うが、ひょっとして、やめのがみ、だろうか。これだと病(やまい)の神が訛化して、そんなふうに言いそうだ。
 これとの連想で思い出したが、やめなる、というのもある。これはネットで検索すると、けっこう出てくる。使い方としては、「んがはなしだば、やめなるな」ぐらいだろうか。標準語に直すと、「あなたの話を聞いていると、頭が痛くなる(病気になる)よ、まったく」ほどの意味。

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生ゴミ

 シャキシャキと味はふ間もなく枇杷の種
 これから暑くなってくると、生ゴミの処理が大変になってきます。ゴミ収集の方はさらに大変。
 ゴミをまとめて昨夜、ベランダに出しておきました。ふと不安がよぎりましたが、まあ、大丈夫だろうと高をくくったのがいけませんでした。不安的中。
 朝、カーテンを開けると、生ゴミがこれみよがしに散らかっています。猫か烏の仕業でしょう。臭いを嗅ぎつけてか、眼でそれと見て来るのかはわかりませんが、さすがです。

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