三連休

 鹿が行く虎行く空の大絵巻
 今回はゆっくり休めましたが、次回は岡山出張で休めません。
 ラヤ・サクラヤでの気功仲間がどんどん増えつづけています。まるちゃん、くみちゃん、えみちゃん、佐藤さん、桜井さん、国松さん、豊田さん、継続は力なりと申します。サクラヤさんの次回開店まで自宅で続けましょう。
 秋空に巨球(おおだま)現る歯牙立たず
 長き虫ひたすら長く伸びて居り

46ef0c09e418f-070907_1809~01.jpg

背骨ゆらゆら

 切株や虚(うろ)の水冴え天高し
 昨日は禅密気功横浜教室。『背骨ゆらゆら健康法 自分でできるお手軽気功術』の最終ゲラと装丁ラフを著者である朱剛先生に届けた。このごろ横浜教室は人数が増え、このままでは入りきれなくなるのではと危惧されるぐらいの大入り盛況。何人もから、もう出たのですか? どこの本屋さんで買えるんですか? と声をかけられた。ゲラを見せたら、わぁ、すごい! 分かりやすそう!
 装丁は矢萩多聞さん。イラストはたけなみゆうこさん。来月あたまには出ます。本屋さんに並ぶのは中旬ぐらい。早く欲しい方は直接小社までご連絡ください。

46e9c3eded181-070907_1005~01.jpg

スイッチ

 いろんなことが気になりだして、どうしようもない時があります。怒り、悲しみ、怖れ、……。センサーが働いているみたいになって。自分であって自分でないみたいな。センサーのスイッチを切って、大きく息を吐いて、新鮮な空気を吸って、目の前のものに静かに眼を向け、耳を傾け、ってできればいいのですがなかなか。そういう時は、こらえずに時をやり過ごすか、祈るしかありません。

46e86e4993852-070908_0931~02.jpg

待たれる本

 団扇置く夜半静かの尊徳像
 夕刻、桜木町駅の階段を上っていたら、ケータイに電話が入った。Sさんで。すぐに秋田弁。即刻、おらおらと本来のおらに戻る。元気だが〜? 元気だ〜。んみゃは? あははは…。お分かりでしょうか。「元気ですか?」「元気だよ。あなたは?」の意。
 この欄を毎朝読んでくれていて(ありがたい!)、昨日の気功本の紹介を見、電話をしてくれたのだった。いづ出るの?もう出だの? いいね〜。しかも秋田弁。いづ出るの?もう出だの? 反芻。咀嚼。アムリタのように染みました。作っている本が待たれることほどうれしいことはない。来月初めには出ます。(日記を書いたときに肝心の刊行予定日を忘れ、他からも問い合わせがありました)
 秋の山もどれる年を過ぎにけり

46e71880c9281-070908_1434~0001.jpg

気功本

 この欄にも気功のことを何度か書いてきましたが、わたしが習っている先生の2冊目にあたる本を春風社から出すことになりました。
 禅密気功といいます。中国20大功法の一つで、由緒あるものです。
 基礎から上級功法まで緊密に体系だてられていますが、今回の本は、その土台づくりともいうべき築基功(基本をつくるの意)を解説しています。
 禅密気功全体をマスターするには時間もかかり大変ですが、築基功なら、本を見ながら自分でもできます。(本でおおよそのことが分かったら、集中コースなどの教室に参加されることをお勧めします)
 築基功だけでも続けて行うと、心とからだの健康にとてもいい効果があるそうです。(ちなみにわたしは今年の1月から毎朝夜欠かさず築基功をやっており、快調です。自分でやってみていいものなので、本にしようと思いました。出版の仕事の面白いとこです)
 今はストレス社会で、だれもかれも疲れがち。中国四千年の歴史から生まれた、ゆったりとした動きの気功でリラックスしませんか。
 著者は朱剛先生。本のタイトルは『背骨ゆらゆら健康法 自分でできるお手軽気功術』。分かりやすいイラストも付いて、定価は税込み1260円。来月初めの刊行です。

46e5d52aed84a-070907_1009~01.jpg

秋の味覚

 言はずとも店主自慢の土瓶蒸し
 小料理千成のご主人は9月1日が誕生日だそうでして。誕生日を期して土瓶蒸しが希望者にふるまわれます。わたくしこのごろ自炊に凝っていて、以前のように足しげくは行かなくなりました。久しぶりに暖簾をくぐったら、土瓶蒸しがサッと登場。秋の味覚がぎゅっと詰まった汁をお猪口できゅっ。うめぇ〜!!
 二の腕の白さ太さや曼珠沙華
 秋風やビニール袋宙に居り

46e482b1100f9-070908_1439~0001.jpg

縞の雨

 突風や毬栗(いがぐり)坂を走りぬけ
 台風や雷は少年の頃の思い出と重なります。驚きと不思議の体験だったんでしょうね。
 台風に伴う雨は、こんなふうになったりしますからね。
 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
  雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
   雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
    雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
     雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
 さらにひどくなると、
 雨  雨  雨  雨  雨  雨  雨
   雨  雨  雨  雨  雨  雨  雨
     雨  雨  雨  雨  雨  雨  雨
       雨  雨  雨  雨  雨  雨  雨
         雨  雨  雨  雨  雨  雨  雨
 かと思うと、今度は逆に、
     雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
    雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
   雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
  雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨
 もう傘など、ひとたまりもありません。
 黒々と道光りをり野分かな

46e08c28cec0d-070813_1740~01.jpg