人気のヒミツ

 「天才たけしの誰でもピカソ!」が十周年とかで、北野武を取り上げ3時間のスペシャル番組をやっていた。
 軍団はもちろん、いまテレビを賑わしているお笑いの面々が勢ぞろい、たけしのテレビ界における位置をまざまざと見せつけられた。スタジオに登場しない人々へのインタビューも面白く、あっという間の3時間。たけしが映画について、「自分の映画で初めはセリフのないちょい役で出ていても、一所懸命やっているやつは次の映画でセリフ付きの役を振るとかね。適当にやっているやつはもうそれっきり。一所懸命やってれば誰かが見ているもので」と語っていたが、人気のヒミツを垣間見た気がした。今週も続きがあるそうだから見てみよう。カメラマンの橋本さんは、浅草時代のたけしの写真も撮っていたはず。

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難易度C

 ゆるやかな動きながら、体操競技でいうならば難易度Cだろう。
 きのう木曜日は気功教室の日で、専務イシバシ、武家屋敷ノブコと三人で出かけた。捻動(にゅうどう)という動きを新しく教えてもらったが、これがなかなか難しい。ラジオ体操の「からだをねじる運動」に似ているけれど、腰の動きが全く逆。「からだをねじる運動」では、上半身の回転に合わせて腰も同方向に動く。捻動では、腰というか骨盤を常に安定させていなければいけない。腰を安定させ上半身だけを捻っていくから、ちょうど雑巾を絞るような形に腰が捻られる。シンプルな動きなのに、日本では習ったことのない動きだから、先生に合わせて動こうとしても、体がついていかない(膝と臍のあたりをゆるめ、少し前かがみになる気持ちでやるのがコツ)。新しい動きの体得は、難しい。自転車に乗れなかった子供がある日突然自転車に乗れるようになって歓喜するようなものかもしれない。

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スーパーリンガ

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 ふむー。インドのものはもっと抽象化され、ちょっとユーモラスでもあるのに、わが日本のものとなると…
 毎度ここに添付している写真、その日の気分で、本文とほとんど関係無く載せている。が、毎日となるとこれがなかなか大変、社員から提供してもらうことにした。今日のは、そのうちの1枚。

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変化

 気功教室に参加し自宅でも毎日やるようになって2ヶ月が過ぎた。百日練功まではまだ少し間があるが、このごろ自分でも体力が戻ってきたなあとうれしく思っている。
 怪我と病気のあと、大声で笑うことがいつの間にか無くなっていたのだが、先日、教室で先生がにこやかな微笑みを浮かべながら腕と肩をぶらぶらさせる姿を見、思わず、大声で笑ってしまった。あとから考えると、腹から笑ったのは久しぶりだと感慨深かった。復習のつもりで今回、二度目の基礎コースに参加しているが、はつらつとした先生のリーダーシップのもと、みんなで作り出す気のスペースとでもいうのか、それがとても気持ちよく、基礎、復習ということもあるけれど、それはそれとして、楽しくもあり、また、元気をもらえるようで、毎週木曜日が待ち遠しい。

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一雨ごとに

 日曜日は五月の陽気かと思うぐらいの天気だったのに、きのう今日は、うってかわって雨模様。気温も下がった。からだの調子もなんだか変。この季節、歌もそうだが、桜が満開。ふだん気づかない場所にも咲いていて、へー、こんなところに、と驚くことしばし。わが社は特に花見はしないけれど、事務所の窓から日々うつろいゆく桜が楽しめる。

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つきと月

 稗田阿礼が「つき」と言ったとしますね。太安万侶が、ああそうですか、じゃあこの「月」という漢字を当てはめようと。そうすると後の人はあれが月だ、天にあるのが月だと言うわけです。ところがもともとの「つき」は全然違う。「つ」というのは「丸い」という意味です。「つつ」と二つつながると、茶筒のような丸くて長い「筒」ということになります。「き」というのは「奇」です。不思議だなという意味ですね。だから「つき」というのは三日月になってみたり、丸くなってみたり不思議なものだなと。不思議だなという意味が「つき」なんですね。それに太安万侶が「月」の字を当てはめてしまったものだから、いまの日本人は夜空の月を「つき」というものだと思っている。(葉室頼昭『〈神道〉のこころ』)
*葉室さんは現在、春日大社宮司

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