Archives : 4月, 2007

元気が一番!

 きのうは、これまでの天気がウソのように晴れ渡り、風も早五月の風かと思われるぐらいの爽やかさ。今日は、さらに。いいなあ、気持ちいいなあと、つい、気功教室の先生の口調になっている自分に気づく。
 午後、福岡のコール先生から久しぶりの電話。なにやら面白そうな講義の計画があるらしく、楽しそうな先生の口調に惹き込まれ、前のめりになって聴いていた。『新井奥邃著作集』では苦労を共にした仲だけに、弾む声を聴くのはうれしい。奥邃関連のプロジェクトも始動するらしい。たのしみ!

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テレビは目に悪い

 などと書くと、いろいろ差し障りがありそうだが、わたしの個人的体験からそう思う。
 鎖骨骨折してからこっち、寝転がってテレビを見る時間がそれまでと比べ格段に多くなり、治癒してからもクセが抜けず、ずるずると悪癖を重ねてきた。どうもこのごろ遠くのものがかすむなあと感じはしても、歳も歳だからしょうがないかと思っていた。
 なんでテレビのことに思い至ったのか、今となっては分からないけれど、横になってテレビを見ているのが目に悪いのではないかと気づき、テレビを見るのを止めた。そうしたら次の日、外へ出て景色が全然違って見えるではないか。驚いた。おそらく、寝転がって見ていたのが良くなかったのだろう。ふつうにすわってテレビを見ている分には、タテのものをタテとして認識する。寝転がって見るということは、ヨコのものをタテとして認識する必要があるから、目も脳も疲れるのではないだろうか。あくまでもシロウト考えにすぎないけれど、外の景色が違って見えたのだからしかたがない。

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三要素

 いつも頭を悩ますのは本のタイトル、定価、刷り部数。これを売上を左右する三要素と呼ぶ。(わたしがそう呼んでるだけだけど)このごろは意識して定価を下げ、その分、部数でかせごうと思っている。定価×部数の合計金額が同じでも、それが読者に喜んでもらえるものであれば、定価を抑え部数を伸ばしたほうが、それだけ多くの人に知ってもらえることになるわけだから、できるならこちらの選択肢を択びたい。功を奏してか、このところ新刊の売れ行きが好調だ。気をつけなければならないのは、増刷のタイミングだ。それまで売れていたのにどういうわけか、誰かがどこかで意地悪でもしているかのようにぴたりと止まる。頭を悩ますところだ。
 定価と部数の相関関係とならぶ第三の要素がタイトル。タイトルが大事なのは言わずもがなのことだけれど、ここに来て、定価、部数、増刷のタイミングなど、考慮すべき要素との微妙な関係をさらに考慮したうえで、タイトルの設定もさらに磨きのかかったものにしなければならないと思っている。

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玄米粉クリーム

 西式健康法を今に伝え、ミュージシャンのサンプラザ中野が師と仰ぐ甲田光雄さんがすすめ、月刊誌『あなたと健康』の主宰者・東城百合子さんもたしかすすめていた玄米粉クリームを休日、つくって食べてみた。
 つくるのはいたって簡単。秋田から送ってもらっている玄米をミルサーにかけ、粉にし、水でといて鍋で3分もあっためると、粘りがでてクリーム状になる。さっそく試食。マズっ!
 あまりのマズさに箸がすすまない。まるで、鶏の飼料のような味(って、実際に食べたことはもちろんないけど、鶏舎のなかに入った時の匂いにそっくりだったから、味も多分いっしょだろう)。シラス干しをかけたら少し箸がすすんだ。ナラヅケを副えたらまた箸がすすんだ。というわけで、1合の玄米粉クリームを完食するのに相当手間取った。それなので、2度目は、一計を案じ、玄米をよく洗い、それをフライパンに入れ、火にかけ、水をとばして少々炒った。それからミルサー。さらに、カタクチイワシの干したのもミルサーにかけ、玄米粉といっしょに水でとき、塩と日本酒を少々入れ味をととのえた。これでどうだっ! ウマっ!! 今度は体だけでなく舌も喜んだ。

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本のうえの本

 全10巻の『新井奥邃著作集』が本棚にずらーっと並んでいて、そのうえに操体の名で一世を風靡した橋本敬三さんの『万病を治せる妙療法』が背文字をこちら向きにして積まれている。そのまたうえが谷川俊太郎さんの『「ん」まであるく』。
 谷川さんのこの本、今年が2007年だから21年前にわたしは買ったのだろう。初刷が1985年10月15日で第5刷が1986年9月1日とある。一年足らずで5刷だから、相当売れたのだろう。タイトルに惹かれて買ったように記憶している。ところが、読もう読もうと思いながら、とうとう読まずに今日まで、いや、昨日まで来た。そして、昨日、ふと、手に取り読み始めた。面白い。
 谷川さんの主に40代から50代にかけてのエッセイを集めたもので、今のわたしの年齢にかさなるから、そのこともあって興味を惹かれたのかもしれない。たとえばこんな文章がある。
「こんなむずかしい世の中で、自分ひとりいい顔をしてる人がいたら、その人はエゴイストなんじゃないかと思う。むしろ陰惨な顔をしてる人のほうが、信じられる。眼は血走り、下まぶたには脂肪をため、頬はそげ、時おり自分の顔を鏡で見て、ぎょっとすることがある。だが鏡ではなく他人にむかうと、そんな顔でも和むものである。他人の顔を見ていることで、きっと私は孤独から救われているのだろう。」タイトルは「自分の顔」。

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三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

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三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。