二匹の蛇

もし背骨で動いている感覚を蛇と例えるなら、この時身体の中には二つの蛇の感覚があります。背骨の蛇と気の蛇です。
動功を始める時は背骨の蛇が先に動き出します。それによって気の蛇の感覚が活発になり強く感じられて、背骨の蛇の感覚は薄くなっていきます。
気の蛇は背骨の蛇の中(骨髄)から出ますが、収功の時、再び背骨の蛇の中に戻します。気を整える段階の動功は背骨の蛇を通して気の蛇を活発にさせるための動作です。動作は柔軟に、活き活きと行ってください。築基功はこの二つの蛇を調和させる事を通して肉体の体と気の体を整える功法なのです。(朱剛「朱剛気功話」)

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