花を飾る

 このごろ花を飾るようになった。机の上、畳の部屋、居間。なんだか気持ちいい。休日、近くのスーパーで用を済ませた後などに、一束500円ぐらいのを買って帰り、いくつかある花瓶に分けて挿す。瞬間、ふわっと部屋が明るくなるようだ。多聞君のお母さんのお店ラヤ・サクラヤで求めたタイのアーティストがつくった馬の一輪挿しが気に入っている。それには黄色の水仙。仕事帰り、ついこのあいだまで酔っ払ってふらふら千鳥足で階段を上っていたのに、今は酒も飲まず、花のある部屋に帰るのをちょっぴり楽しみながら帰る自分を楽しんでいる。