元気、活気、気力、勇気、気持ち、天気、病気など「気」のつく熟語は多い。ところで気とはそもそも何なのか。人間だけが気をもつのかといえば、そうとも言えないようだ。
 ある気功師によれば、犬と猫では治療後の反応が違うという。具合の悪い犬を診、気の流れを良くしてやると、そのことを憶えていて、2回目からは診察がスムーズに進む。ところが猫はそういかず、何度でもゼロからの診察になるらしい。動物どころか植物も鉱物も気を発している。天地宇宙に気が満ちているという人もいる。気の流れが悪くなると病気になるというのは東洋的な考えかもしれない。気脈が通じるという言い方もある。