朝型夜型

 一日の重みが暮れて、のほほんと紙に向い今日一日あるいた距離をかぞえてみたり。この日記を、このごろは夜、書くことが多くなった。下書きだけだけど。下書きだけでも書いておけば、朝、起き立てのぼーとした頭でも機械的に入力するだけだから、うんうん唸って書くこともない。朝と夜では、同じ一日の記述でも、書きっぷりに違いが出るようだ。
 夜はジャズを聴けても朝から聴く気にならないようなものだろうか。違うな。夜はサザンの歌が歌えても、朝から歌う気にならないようなものか。これも違う。ともかく、一日が終って、その日の終りに一日を振り返るのと、夜の眠りを挟んで、朝、目覚めて前日を思い出すのとでは微妙に何かが違っている。夜に書いた文章を、朝、入力しながら手を入れているうちに朝型の文章(そんなのあるかどうかはわからないけれど)になっていることもある。