梅雨明け間近

 きのうから四谷フォトギャラリーにて開催の「角突き写真展」を観に、夕刻、営業のMさんと一緒に出かける。Mさんは東京女子大学出身。「東京女子大はキリスト教系の大学か。創立者は誰だっけ」「新渡戸稲造です」「新渡戸稲造か。武士道か」「はい。新渡戸の武士道とキリスト教を研究している先生もいました」あくまでもハキハキと返事するMさんであった。「あ、そ。聖書は読んだことあるの」「1、2年生の時、キリスト教学というのがあり、そのとき読みました」「ふ〜ん。勉強で読んだわけか」「はい。三浦さんは聖書を読みましたか」「うん」「どうして読もうと思ったのですか」まっすぐなMさんの質問に答え、聖書を読もうと思ったきっかけやらドストエフスキーの『罪と罰』の話をしているうちに電車は東京駅に到着。エスカレーターに乗り中央線のホームへ。ベルが鳴り、タッチの差で1本乗り過ごす。次の各駅停車の電車に乗り四谷駅で下車。四谷口を出てコージーコーナーのある道を歩くこと7分、目的のギャラリーへ。地下の会場はオープニングに集まった客でごった返していた。ギョロ目の橋本さん、いつもの名調子であいさつをし、8時半、お開き。外へ出ると、むっとした。梅雨はまだ明けない。コージーコーナーで橋本さんからご馳走になり、四谷駅で解散。久しぶりに随分遠出した気がした。