総合目録

 「学問人」という名が付されている小社の総合目録がある。学問人の絵は畏友・長野亮之介に描いてもらったもの。好評を得ている。
 他の出版社との差別化を図る意味もあって、当初から蛇腹式を採用。畳んで折るとポケットに入るサイズだが、広げると特大の世界地図ほどの大きさになる。馬鹿げていて大真面目でウチらしいと思ってきたが、そろそろ限界に近づいている。刊行点数が増えるに従い面積を要し、印刷に適さなくなってきたからだ。いま、新しい「学問人」の最終校正に社員総出で取り掛かっている。蛇腹式としては最後かもしれない。馬鹿さと真面目さの象徴として、なんとしても継承していきたいのだが…。巻物にすることも考えたが、印刷に適さないという意味では同じだし、トイレットペーパー状のものにしたら、嵩張って、もらった人も困るだろう。何かいい知恵はないものか。今回は良しとして、次回までに知恵をひねり出さなくては。