昼は泥鰌

 「泥鰌」も漢字テストで書けといわれたら、ちょっとつらいなぁ。それは置いといて、昨日の暑さには驚いた。北上する高気圧がどうで、フェーン現象がどうしたとかで結局ああなった(説明できていない)ということらしいが、三十度を超す地域もあったというではないか。
 天気予報も見ずに今日から五月か、などと独りごちてぼんやり出かけたわたしは、紅葉坂を上る頃には上着を脱いで汗を拭く始末。昼、この暑さではもう泥鰌しかないでしょう(鰻でもいいわけだが)というわけで野毛坂を下り、新装なった福家さんへ。いつも上品な女将さんが半袖シャツ姿で「今日はまた暑いですねぇ」。
 ところが一夜明け今日はといえば、どんより曇り、気温も昨日に比べ十度も下がるとか。当たらない日もあって、なんだ天気予報ハズレかよと思うこともあるが、しばらくは当たることを願いつつ天気予報に頼らざるを得ないようだ。