CDを洗う?

 昨日、一体型のオーディオのピックアップが故障したのをそれと知らずに、CDの真ん中の穴が小さいせいかと思って包丁で穴をグリグリ広げた話をここに書いた。それは作り話でもなんでもなく全くの事実で、その犠牲になったCDには、ジャズの大御所、かのマイルス・デイビスのものもあった。さらに我が間抜けぶりをご披露すると、穴を広げても音が出ず、なんだかスルスルッ、スルスルッ、スルスルッと、いかにも滑るような音がする。滑りを食い止めねばってんで、ピックアップとCDを両面テープでくっ付けた(!)こともある(意味ね〜し!)。馬鹿だ!
 そのオーディオというのが、ソニーが海外向けに開発したものだそうで、どこにもSONYの文字はなかったけれど、それをくれた知人にそう教わっていたから、心をこめたていねいな手紙をソニーの技術部宛てに書いて修理を頼んだ。そうしたら、ピックアップの部品を交換しただけで、ちゃんと元通り音が出るように直してくれた。さすが世界のソニー! と喜んだ。
 ことの顛末を記すと以上のようなことなのだが、それはともかく、上には上がいるもので、昨日の「よもやま」を読んだ知人からメールがあり、おいらの行為に仰天したかと思いきや、そうではなく、極めて淡々と「わたしはCDを洗いました…洗剤をつけて」とあったので、笑ってしまった。CDを洗うなんて聞いたことがない。しかもご丁寧に洗剤まで付けてとは…。さすがB型、似た者同士。発想に共通したところがある。ほかの血液型の人はこういうことはしないのではなかろうか。