Archives : 10月, 2005

自然研究路

 社員旅行で伊東-城ヶ崎方面へ行ってきた。1日目のメインは城ヶ崎自然研究路。ガイドブックによれば、海浜6キロの道を3時間で歩くコース。歩き始めるまでは、6キロ3時間てことは1時間に2キロということで、ずいぶんゆっくりのコースだわいと高をくくっていたが、いやはやアップダウンの激しい結構ハードなコースで十分に汗をかいた。その分、岩肌を洗う波しぶき、夕陽など、自然の景観は格別で、なるほど国立公園に指定されることはあると思った。
 二日目は午前中遊覧船で海風を浴び、午後からは二十世紀池田美術館へ足を運ぶ。ピカソ、ウォホールなどユニークなコレクションを堪能。旅行中、三度の食事はどれも美味。幹事の二人の事前の下調べの賜物と感謝し、一同家路についた。

丸善東京駅前店

 きのうここで紹介した『ただしいジャズ入門』『たのしいジャズ入門』を丸善東京駅前店3階人文書の目立つコーナーにずらりと並べることになった。パチパチパチパチ…。フロア担当者に挨拶し、後日こちらでレイアウトすることに。石橋、内藤と三人連れ立ち、その足で「北上川」写真展会場へ。橋本さんの友人のお兄さんの娘さんという方がお見えになり、ゆっくり丁寧に写真を見ていた。結婚式の時に橋本さんに写真を撮ってもらったらしい。保育園に通っているお子さんを迎えに行かなければならないというので、メッセージを残して帰られた。
 今年、半世紀ぶりに詩集『わがふるさとは湖南の地』を出した金太中さんが一人でふらりと見えられた。
 さて、今日はこれから一泊二日の社員旅行に行ってきます。天気が心配だった(旅行の幹事が作った予定表の注意書きに「雨具持参」とあった)が、日頃の行いに関係なく、この分だと晴れそう。ウォーキングを大幅に盛り込んだ計画になっており、汗をかきつつリフレッシュしたい。泊まりとなると、いつも気になるのがこの「よもやま日記」。多聞君のおかげで携帯電話からもアップできるようになり、その心配はなくなったけれど、いい機会なので、ここいらで会社が休みの日はこの「日記」も休みにすることにした。ONとOFFのメリハリを付けるのも悪くはないだろう。ということで、とりあえず土日は休み。月曜日、旅行の報告をしたいと思います。勝手で申し訳ありませんが、これからもどうぞよろしく。

ジャズ入門書2冊

 今をときめく二人の物書き、中条省平氏と寺島靖国氏がジャズ入門書を書いた。題して『ただしいジャズ入門』『たのしいジャズ入門』。さあ、あなたはどっち? こんなノリ。
 中条氏が「ただしい」で、寺島氏が「たのしい」。こんな風に書くと、中条氏が(人間として)正しくて寺島氏が(人間として)楽しいみたいになってしまうが、いや、その、本のタイトルのことでして。と、あからさまに、こう断ると、じゃあ、中条氏は(人間として)楽しくないのか、寺島氏は(人間として)正しくないのか、みたいな言い方も成り立たないわけではないが、いやはや文章を書くというのは難しい。
 ジャズについて物を言うとき、話者が有名無名を問わず、話の針は、歴史の方へ振れるか現在の方へ振れるかしがち。ちょうどバランスよく、ど真ん中で止まるというのは稀有のこと。中条氏と寺島氏はそれができる二人だと思っている。その二人に、あえて中条氏には「ただしさ」の極を、寺島さんには「たのしさ」の極を意識し書いていただいたのが今回の本というわけだ。
 綱引きみたいなタイトルだが、見方を変えれば、くるり反転、なんてことだってあり得るかもしれない。さあ、あなたはどっち?

大盛況

 橋本照嵩写真展「北上川」初日。蓋をあけて見なければ分かりませんと言っていた橋本さんの奥様も驚くほどの人が集まり、ギャラリーの広さを考えれば大盛況といってよかっただろう。
 百人ほどのお客さんがみえたのではないか。橋本さんの小学校・中学校時代の同級生も大勢おいでくださり、奈良からわざわざ新幹線でという方も。写真一枚一枚を指差し、ここの小路の奥に○○ちゃんの家があって、とか、ほら、ここの銭湯なつかしいわ、いま、どうなっているかしら、もうないんじゃないの、と、ローカルな話に花が咲き、そばで聞いていて微笑ましい。夕刻、作家のねじめ正一さん、夜になって女優の富士真奈美さんがみえられた。
 飛び交う方言や石巻から届いた笹蒲鉾をつまみながらの賑やかなパーティーは、そこだけ石巻みたいな雰囲気を醸し出していて、それもまた橋本さんらしく楽しかった。
 あたたかい、ほわんとした写真展です。お近くの方はぜひお運びください。場所は、銀座のギャラリー「悠玄」。今月31日まで。

会場設営

 今日から始まる橋本照嵩写真展「北上川」の個展会場「悠玄」へ。たがおが車を出してくれ、浦和の橋本宅を訪問、写真パネルやら必要な道具を積み、橋本さんご夫婦と一緒に来場。1階は写真集『北上川』に収録した写真をすべて展示。コーナーには東日本放送開局三十周年記念特別番組「北の大河 〜もう一つの北上川物語」のビデオ上映ができるようにテレビを設置。中2階には「北上川」関連の生写真五十数点(欲しい方に販売も)。地下の部屋には井伏鱒二、谷川雁、富士正晴など著名な作家の写真。初日の今日は夕方5時半より、橋本さんが用意した故郷石巻の特産・笹蒲鉾を酒の肴にパーティーを催す予定。お近くの方はぜひ振るってご参加を。

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三浦衛(みうら・まもる) 春風社代表にして自慢大王&悪ノリ大王。体調のいいときは自らを天才と称し、不調の折はちりあくたにも劣るヤツとしょんぼり。

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三浦衛の本


『カメレオン』
 三人ときどき声にならぬ声を洩らし/とろけ とろけ 唾までとばし/クヂるとナメるとネヂるとチョす…(「鳶」) 自在に色を変え、不意に突き刺さる、軽妙なことばの戯れ。秋田方言満載の詩集。本文は金属活字による活版印刷。


『マハーヴァギナまたは巫山の夢』
 三平佐世夫は、千一夜の夢うつつで女と戯れ、印度に旅し、睾丸を抜かれ、鰐を飼い、横浜を彷徨う。言語の崖っぷちを綱渡りする、めくるめく冒険。本文活版印刷に美麗造本を施した平成の大奇書。


『父のふるさと』
 父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。


『出版は風まかせ』
 横浜の出版社「春風社」社長が本づくりと会社経営にまつわるエピソードを豊富におりまぜ、創業から10年を振り返る。