転回点

 先日テレビを見ていたら、中小企業を紹介する番組をやっていて、コメンテイターが花王の元社長常盤文克氏だった。取り上げられる会社はどれもユニークなものばかり。常盤氏が番組の最後に、
 ものいわぬ 物がものいう 物づくり
という自作の句を紹介。納得。
 この本をこんな人がつくっていますという意味で、良くも悪しくも人肌が感じられることをコンセプトにやってきたが、そろそろ品揃えも増えたことだし、ここらで本をつくる人間は後ろに引っ込んだほうがよさそうだ。
 新しい八百屋が家の近くの交差店にできていた。きのうがオープンだったらしく、夜の八時を回っているのに、若い男女(夫婦であろう)が並んで立ち、品揃えやレイアウトをチェックしている様子。二人の真剣な眼差しが印象的だった。