編集者募集

 今いる者たちで相乗効果を図りつつ怒濤の年を乗り越えようとしているが、おかげさまで、次つぎ魅力的な原稿が寄せられ、さらに面白い仕事と会社をつくるべく編集者を募集する。
 詳細はホームページのトップ左上から入ってもらうことにして、わたしの気持ちとしてはこうだ。
 昨日たまたま書店営業を委託している業者の方が来社し、いろいろ話を聞かせてもらったが、どこの版元もますます苦しいらしい。在庫管理と取次への流通をお願いしている業者に尋ねても、それは同じ。インターネットが普及し、いよいよ空気みたいなものになり、機械音痴のわたしでもパソコンなしでは夜も日も明けぬようになっている現状を鑑みれば、推して知るべしで、本など売れるはずがない。
 そこで、馬鹿の一つ覚えで言うわけだが、小社としては、これからもとことん文章にこだわっていきたい。文章を読み、書き、することで人と会社を磨いていこうと思う。文章はおもしれえぞー! だれかにすがるわけにはゆかぬ。不安と危なさを孕みつつ行くしかないが、そうであれば余計、読んで書くしかない。人の文章を自分の文章として読み、自分の文章を他人の文章として読む。校正、校閲がますます重要になってくる。誤植は減らす。曖昧さを廃す。自己嫌悪に満足しない。人の話をよく聞く。ジャンルにこだわらない。好奇心旺盛でありつづける。
 どしどしご応募ください。