涙涙涙

 知人からチケットをいただいたので「青山学院大学グリーンハーモニー合唱団第50回記念定期演奏会」(タイトル、長い!)を聴きに行く。
 会場に着いたのが遅く、すでに第三部が始まっていた。が、モーツァルトの「レクイエム」は好きな曲だし、美しいハーモニーに感動。やはりナマは違うと思った。
 アンコールは中島みゆきの「時代」、わたしが高校二年生の時、文化祭のテーマソングが「時代」だった。懐かしさと合唱で歌われる歌の新鮮さに目頭が熱くなる。30年はなかなかの時間だったなあと。
 最後の讃美歌405番「かみともにいまして」には心底やられた。二番の歌詞「荒野(あれの)をゆくときも、あらし吹くときも」のところ、もう、あられもなく鼻水まで垂らして泣いた。320番と405番がおらの一番好きな讃美歌だからだ。405番の作詞者のジェルマイヤ・E・ランキン牧師は、英語の“Good bye”の語源が“God be with ye(you)”であることから、この詞を作ったのだという。
 最初から聴けたらどんなによかったろうと悔やまれた。来年は、なにをさておいても最初から聴きたい。
 にしても、涙もろさの度が増したようで、気になった。いくらなんでも、前はあんなに泣かなかったのに…。これもいわゆる老人力か。